ざっくり簡単解説!大田原藩とは?

大田原藩(おおたわらはん)は、江戸時代下野国那須郡(現在の栃木県大田原市)に存在した藩です。藩主には、戦国時代下野国で勢力を拡大した大田原氏が代々任じられました。1543年、大田原資清によって築かれた大田原城を拠点に、江戸時代初期に正式な藩として認められ、関ヶ原の戦い後の功績で加増されて2万石の規模となりました。

大田原藩は奥州街道に位置し、北関東の防衛拠点として重要視されていました。戊辰戦争では新政府軍に加勢し、旧幕府軍との戦闘で一部が焼失しましたが、明治維新まで存続。1871年の廃藩置県に伴い廃止され、地域は大田原県を経て栃木県に編入されました。現在、大田原城址は「龍城公園」として整備され、桜の名所としても親しまれています。

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