ざっくり簡単解説!那波藩とは?
那波藩(なわはん)は、江戸時代初期に上野国那波郡(現在の群馬県伊勢崎市)に存在した藩で、1590年に徳川家康の関東入封に伴い、大給松平家の松平家乗が1万石を与えられて成立しました。家乗はその後、関ヶ原の戦いでの功績により加増され、1601年に美濃国岩村藩へ転封となり、那波藩は一時廃藩されました。
その後、酒井忠世が那波郡を再領し、2万石の知行を得て藩主となりました。彼の後には酒井家の忠能が藩主となりましたが、1637年に信濃小諸藩へ移封され、再び廃藩となりました。以降、那波郡は前橋藩領や他藩領に編入される形で統治されましたが、歴史的には小藩として地域の発展に一役買いました。
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