ざっくり簡単解説!沼田藩とは?
沼田藩(ぬまたはん)は、江戸時代に上野国(現在の群馬県沼田市)に存在した藩で、最初は真田信之が1590年に2万7千石を治めたことで始まりました。真田家による支配は約90年続きましたが、1681年に4代藩主の信利が幕府により改易され、その後一時幕府直轄領となります。1703年に本多正永が2万石で入封し、以後は本多氏、黒田氏、土岐氏が藩主を務めました。
幕末には、最後の藩主・土岐頼知が新政府に恭順し、戊辰戦争では新政府軍として三国峠の戦いで会津藩軍と交戦しました。藩庁は沼田城に置かれ、城は防衛施設としての役割を果たしましたが、明治の廃藩置県で沼田藩は消滅しました。
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