ざっくり簡単解説!土佐勤王党とは?

土佐勤王党(とさきんのうとう)は、幕末期に土佐藩(現在の高知県)で結成された尊王攘夷派の政治結社です。1859年、武市瑞山(武市半平太によって設立され、尊王攘夷の思想に基づいて、天皇を尊び幕府を打倒する運動を展開しました。

土佐勤王党は、土佐藩内で大きな勢力を持ち、特に下級武士層の支持を集めました。武市瑞山は、土佐藩の支配層である山内容堂とも対立しながらも、倒幕を目指して活動しました。しかし、1863年に藩主である山内容堂が幕府寄りの立場を取ったことで、土佐勤王党は弾圧を受け、多くの党員が処刑されました。武市瑞山も切腹を命じられ、土佐勤王党は壊滅しました。

この運動は、その後の倒幕運動や明治維新に大きな影響を与え、党員の思想や活動は後に評価されています。

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