ざっくり簡単解説!奥羽越列藩同盟とは?
奥羽越列藩同盟(おううえつれっぱんどうめい)は、明治維新期において、東北地方と越後(現在の新潟県)の諸藩が結成した同盟です。1868年の戊辰戦争の際、会津藩や庄内藩など、徳川幕府に忠誠を誓う東北諸藩が中心となり、薩長を主導とする新政府軍に対抗しました。奥羽越列藩同盟は東北地方の自治と徳川家の存続を目的とし、約30藩が参加しました。
しかし、同盟は内部の意見の不一致や戦力不足から、新政府軍に対して劣勢を強いられ、最終的に崩壊しました。特に会津戦争や庄内戦争など、各地での戦闘が繰り広げられましたが、同盟軍は敗北し、東北地方も明治政府の支配下に組み込まれていきました。この同盟の崩壊は、徳川時代の終焉と明治時代の幕開けを象徴する出来事の一つです。
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