ざっくり簡単解説!白虎隊とは?

白虎隊(びゃっこたい)は、幕末の会津戦争において、若者たちで構成された特殊部隊で、会津藩の防衛に貢献した部隊です。1868年に、戊辰戦争が勃発すると、会津藩は新政府軍に対抗するため、各地から志願した若者たちを集め、白虎隊を編成しました。メンバーは主に16歳から20歳の少年で構成され、隊の名は中国の神話に登場する白虎に由来しています。彼らは、強い忠誠心を持ち、会津藩を守るために戦いました。

白虎隊の最も知られる事件は、会津戦争の末期に起きた「白虎隊の悲劇」です。戦闘が激化する中、彼らは敵軍に包囲され、通信が途絶えると、誤解から自らの藩の居城である鶴ヶ城に火を放ちます。自らの命を絶つ決断をし、城内で自害する姿は、会津藩の忠誠の象徴として語り継がれています。白虎隊の物語は、後に文学や映画、テレビドラマなどに取り上げられ、会津藩の悲劇的な歴史として、日本の歴史の中で重要な位置を占めています。

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