ざっくり簡単解説!保元の乱とは?
1156年(今から869年前)
保元の乱(ほうげんのらん)は、平安時代末期の1156年(保元元年)に発生した内乱で、皇位継承問題や摂関家の内紛を背景に起こりました。この乱では、朝廷が後白河天皇方と崇徳上皇方に分かれて対立し、武士たちがそれぞれの陣営に加勢しました。後白河天皇側には藤原忠通、平清盛、源義朝らが、崇徳上皇側には藤原頼長、平忠正、源為義らが参加しました。戦闘は京都市内で行われ、後白河天皇方が勝利を収め、崇徳上皇は讃岐国(現在の香川県)へ配流されました。この乱により、武士の政治力が表面化し、その後の平治の乱や源平合戦への序章ともなりました。保元の乱は、武家政権の台頭と朝廷権力の衰退を象徴する出来事であり、日本の政治史において大きな転換点となりました。
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