ざっくり簡単解説!大久保利通とは?
大久保利通(おおくぼ としみち)は、幕末から明治維新期に活躍した薩摩藩出身の政治家であり、近代日本の建設に貢献した重要人物です。1830年に薩摩藩(現在の鹿児島県)に生まれ、島津久光に仕えながら薩摩藩の政治改革に関与しました。西郷隆盛と共に薩長同盟を結び、倒幕運動を推進しました。
明治維新後、大久保は明治政府の要職を務め、廃藩置県や版籍奉還を主導し、封建制度を廃止し中央集権国家を確立しました。また、殖産興業を推進し、日本の産業発展に力を注ぎました。彼は西洋視察を経て、日本の近代化に向けた政策を推進しましたが、保守的な士族からの反発を受け、西郷隆盛との対立が深まりました。
最終的に1877年の西南戦争で西郷を破った後、1878年に紀尾井坂の変で暗殺されました。大久保は日本の近代化における大きな役割を果たし、「維新の三傑」の一人として称えられています。
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