ざっくり簡単解説!薩長同盟とは?

薩長同盟(さっちょうどうめい)は、1866年に成立した、薩摩藩長州藩の間で結ばれた政治・軍事同盟です。この同盟は、徳川幕府を倒すために両藩が協力することを目的とし、明治維新の実現に向けて大きな影響を与えました。

薩摩藩は当初、幕府側に近い立場を取っていましたが、藩主島津久光の方針に反発した藩内の改革派や、西郷隆盛大久保利通らが幕府との決別を模索し、倒幕を志向する長州藩との連携を進めました。一方、長州藩禁門の変で幕府に敗北し、孤立していましたが、薩摩藩との同盟によって状況を打開することを目指しました。

薩長同盟は、坂本龍馬が仲介役を務め、1866年に締結されました。この同盟により、薩摩藩長州藩は倒幕に向けた強力な軍事・政治的連携を築き、戊辰戦争において新政府軍として協力し、幕府を打倒する原動力となりました。

薩長同盟は、江戸幕府の終焉を促し、明治維新へと繋がる日本の大変革を導いた、歴史的な同盟の一つとして非常に重要な位置を占めています。

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