ざっくり簡単解説!打出・豊島河原の戦いとは?
打出・豊島河原の戦い(うちで・としまがわらのたたかい)は、1336年に行われた戦いで、鎌倉幕府滅亡後の混乱の中、足利尊氏と新田義貞の軍勢が対立した一連の戦いです。これらの戦いは、足利尊氏が後醍醐天皇に反旗を翻し、京都への進軍を目指す過程で発生しました。
打出の戦いは、1336年2月に現在の兵庫県神戸市の打出で行われ、足利尊氏の軍勢と、新田義貞が率いる朝廷側の軍勢が激突しました。尊氏は、建武の新政に不満を持つ武士たちを集めて勢力を強化し、この戦いで新田義貞を撃退しました。これにより、尊氏は勢力をさらに拡大し、京都への進軍の準備を進めました。
その後、豊島河原の戦いが同年5月、現在の東京都にあたる場所で行われ、再び足利尊氏の軍勢が新田義貞軍と戦いました。尊氏はこの戦いでも勝利を収め、京都を制圧する足がかりを得ました。
これらの戦いは、足利尊氏が建武の新政を打倒し、やがて室町幕府を成立させるきっかけとなる重要な戦いであり、南北朝時代の幕開けを象徴する出来事です。
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