ざっくり簡単解説!鳥羽天皇とは?

鳥羽天皇(とばてんのう)は、日本の第74代天皇であり、白河天皇の曾孫にあたります。1107年に即位し、在位期間は1107年から1123年まででした。鳥羽天皇の治世は、白河天皇から始まった院政の影響を強く受けており、彼自身の統治期間中も実質的な政治権力は白河上皇(院政を行っていた白河天皇)に握られていました。

鳥羽天皇は、1123年に自ら退位し、息子の崇徳天皇に譲位しましたが、退位後も白河上皇のように院政を行い、1129年の白河上皇の崩御後は、自らが院政を主導しました。鳥羽天皇の院政時代は、平安時代の後期における重要な時期であり、天皇が退位後も政治に強い影響力を持ち続ける体制が続きました。

鳥羽天皇の院政では、貴族や武士との関係が変化し、後に続く平氏の台頭や武士階級の成長にも影響を与えました。彼の治世はまた、後の保元の乱など、内乱の原因となる家督争いの一因ともなりました。

1156年、鳥羽天皇は崩御し、その後の日本の政治体制に大きな影響を与え続けました。彼の治世は、院政が確立された時期として重要視され、後の日本の歴史にも大きな影響を与えました。

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