ざっくり簡単解説!高柳藩とは?

高柳藩は、江戸時代中期に越後国頚城郡高柳(現在の新潟県妙高市)に存在した藩で、別名を首城藩とも呼ばれています。藩の設立は元禄15年(1702年)で、当初の藩主は美濃国岩村藩の5代藩主である丹羽氏音でした。彼は家中の争いにより、知行が2万石から1万石に減少し、越後に移封されました。

高柳藩は、藩庁として高柳陣屋を築きましたが、藩主が無城の定府となるため、実質的には城を持たない藩でした。藩主の後継者としては、氏音の甥である丹羽薫が家督を継ぎましたが、彼もまた他所に移封され、1746年に藩としての体制は解消されました。

藩は短命であったものの、江戸時代中期の日本の政治情勢を映し出す重要な存在でした。高柳藩の跡地は現在でも歴史的な価値を持ち、訪れる人々に当時の藩の面影を伝えています。

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