ざっくり簡単解説!高松藩とは?
高松藩(たかまつはん)は、江戸時代に存在した藩で、讃岐国(現在の香川県)を領有していました。藩は1587年に設立され、初代藩主は生駒親正です。石高は当初約15万石でしたが、後に松平家が藩主となり、約12万石に減少しました。藩庁は高松城に置かれました。
高松藩は、農業や漁業を基盤にして経済を発展させ、特に塩や綿花の生産が盛んでした。また、藩内では文化活動も奨励され、藩校の講道館が設立されるなど、教育にも力を入れました。
幕末には、藩主の松平頼聰が旧幕府側に立って戦い、鳥羽・伏見の戦いでは朝敵となりましたが、その後、藩主は恭順の意を示し、明治維新後は知事として藩を治めました。1871年の廃藩置県により高松藩は消滅し、その領地は香川県に編入されました。
高松藩の歴史は、香川県の地域文化や伝統に大きな影響を与えています。
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