ざっくり簡単解説!高師泰とは?
高師泰(こう のもろやす)は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した武将で、鎌倉幕府の後に台頭した足利氏に仕えた人物です。彼は高師直の弟で、南北朝時代の足利尊氏にとって重要な家臣の一人でした。
高師泰は、兄の高師直と共に足利尊氏の家臣団の一翼を担い、南朝勢力との戦いにおいて重要な役割を果たしました。特に、1336年の湊川の戦いでは、足利尊氏と共に南朝の楠木正成を破り、足利勢力の勝利に貢献しました。その後も、師泰は各地で南朝勢力との戦いに参加し、足利氏の政権を支える重要な武将として活躍しました。
師泰の活躍は、観応の擾乱(1350年~1352年)においても顕著でした。この内乱では、兄の師直と共に足利氏の内部抗争に巻き込まれますが、敵対する足利義詮側に敗北し、最終的に命を落としました。
高師泰は、南北朝時代において足利尊氏の政権を支え、兄と共に足利氏の勢力拡大に貢献した武将でしたが、観応の擾乱での敗北によりその生涯を終えました。
- 最終更新日: