ざっくり簡単解説!高倉天皇とは?

高倉天皇(たかくらてんのう)は、日本の第80代天皇であり、1168年に六条天皇の退位を受けて即位しました。在位期間は1168年から1180年までの約12年間です。高倉天皇は、幼少時から後白河上皇の院政下で育ち、彼の治世もまた後白河上皇が実権を握る院政時代にありました。

高倉天皇の治世は、政治的には安定していましたが、武士の台頭が加速し、特に平氏の力が増大した時期でもありました。天皇は平清盛の娘である平徳子を中宮とし、彼女との間に生まれたのが後の安徳天皇です。この縁により、平清盛はさらに影響力を強め、平氏政権の確立に向けて大きな力を持つようになりました。

1180年、高倉天皇は健康上の理由で退位し、わずか3歳の安徳天皇に皇位を譲りました。退位後、高倉天皇は出家し、法皇として余生を送りましたが、1181年に崩御しました。彼の治世は、平氏の勢力拡大と武士の政治的影響力が強まる時代を象徴しています。

平安時代の関連記事