ざっくり簡単解説!飯野藩とは?
飯野藩(いいのはん)は、江戸時代に上総国周淮郡飯野村(現在の千葉県富津市)にあった藩で、保科正貞が1648年に1万7000石を拝領し立藩しました。2代目藩主保科正景の時に、石高が2万石に加増され、以降は10代約220年間、保科家が支配しました。飯野陣屋は本丸から三の丸まで備え、戦時には防衛の拠点となりました。
幕末の藩主である10代目保科正益は、徳川慶喜の助命を嘆願し、会津藩とも強い結びつきを持っていました。飯野藩士の多くが会津戦争に加わり、戦後は新政府に恭順しつつも困難な時期を迎えました。1871年の廃藩置県で飯野藩は廃止され、領地は木更津県に編入されましたが、飯野陣屋跡は今も地域の歴史遺産として残されています。
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