ざっくり簡単解説!順徳天皇とは?

順徳天皇(じゅんとくてんのう)は、日本の第84代天皇であり、1210年に兄である土御門天皇から譲位を受けて即位しました。在位期間は1210年から1221年までで、父である後鳥羽上皇の強い影響下で治世を送りました。

順徳天皇の治世は、院政が引き続き続く中、鎌倉幕府との緊張が高まる時期にあたります。彼の父である後鳥羽上皇は、鎌倉幕府の権力を排除しようと試み、1221年に承久の乱を起こしました。順徳天皇もこの乱に参加し、幕府打倒を目指しましたが、乱は幕府側の勝利に終わりました。

承久の乱後、順徳天皇は隠岐島に流され、彼の政治的な生涯は終わりを迎えました。順徳天皇の流刑は、後鳥羽上皇の失脚とともに、朝廷と幕府の力関係が決定的に幕府側に傾いた出来事として知られています。

順徳天皇はまた、和歌や詩文に優れた文化人としても評価されており、後鳥羽上皇と同じく和歌集の編纂に関わりました。

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