ざっくり簡単解説!長瀞藩とは?

長瀞藩(ながとろはん)は、1798年に米津通政が久喜藩から移封され、出羽国村山郡(現在の山形県東根市長瀞)に成立した藩です。藩は1万1000石の小規模なもので、譜代大名である米津家が藩主を務めました。長瀞藩は飛び地を持ち、藩主は多くの期間を江戸で過ごし、領地の管理は代官に委ねられました。幕末には戊辰戦争において新政府軍に加わり、庄内藩との戦いで甚大な被害を受け、長瀞城や町は焼失しました。

1870年には藩庁が上総国(現在の千葉県大網白里市)に移され、長瀞藩は大網藩に改名されました。その後、1871年の廃藩置県で藩は廃止され、山形県に編入されました​

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