ざっくり簡単解説!長浜藩とは?

長浜藩(ながはまはん)は、近江国(現在の滋賀県長浜市)に存在した藩で、藩庁は長浜城に置かれていました。藩は関ヶ原の戦いの後、1606年に設立され、初代藩主は内藤信成(ないとうのぶなり)です。信成は、松平広忠の庶子とされ、家康の信任を受けて長浜に赴任しました。

長浜藩は、豊臣家を監視するために設立されたとされ、内藤氏はその任務を果たしました。信成の治世のもとで藩は4万石に設定され、城下町の発展にも寄与しました。藩はまた、海運業や商業活動が盛んであり、長浜は重要な交易の拠点となりました。

しかし、1615年の大坂の陣後に内藤氏は摂津国高槻に転封され、その結果、長浜藩は廃藩となりました。長浜城はその後、廃城となり、その資材は彦根城の築城に使用されました。長浜藩はその短い存在の中で、豊臣政権と徳川政権の交錯を反映した重要な藩として記憶されています。

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