ざっくり簡単解説!長沼藩とは?
長沼藩(ながぬまはん)は、江戸時代に信濃国(現在の長野県長野市穂保)に存在した藩で、藩主家は佐久間氏です。藩の成立は、元和元年(1615年)に佐久間勝之が1万8000石で入封したことによります。勝之は、大坂の陣の戦功によってこの地に割り当てられました。
その後、藩主は勝之の次男佐久間勝友が継ぎました。勝友の死後は長男の佐久間勝豊が藩主となり、その後も佐久間家が代々藩を治めました。藩は基本的に穏やかな治世を保ちましたが、元禄元年(1688年)には勝親が御側小姓に任じられるも、病を理由に出仕しなかったことで改易され、長沼藩はそのまま廃藩となりました。
藩はその後、幕府の直轄地となり、長沼城も廃城となりましたが、その跡地は今でも地域の歴史的名所として残っています。長沼藩の歴史は、信濃国における地方政権の一例を示しており、藩主の佐久間家が地域に与えた影響は、今でも地元の文化や伝統に息づいています。
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