ざっくり簡単解説!足守藩とは?
足守藩(あしもりはん)は、江戸時代に存在した藩で、初代藩主は木下家定です。藩は1601年に設立され、最初は約2万5千石の石高を持ち、岡山県の賀陽郡を中心に領地を有しました。藩庁は足守陣屋に置かれ、藩主家の木下氏は、豊臣秀吉の正室である北政所ねねの実兄として知られています。
藩は元和元年(1615年)に大坂の陣の功により再封され、以降木下家が代々治めました。藩政は安定し、地域の文化や経済発展にも寄与しました。特に、藩内には「近水園」などの大名庭園が整備され、文化的な活動も盛んでした。
足守藩は、明治時代の廃藩置県により1871年に消滅しましたが、藩主家はその後も華族として存続し、地域の歴史や文化に影響を与え続けました。
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