ざっくり簡単解説!足利義稙とは?

足利義稙(あしかが よしたね)は、室町幕府第10代将軍で、父は第8代将軍足利義政の弟である足利義視です。幼名は清九郎。1466年に生まれ、1489年に第9代将軍足利義尚が亡くなると、1490年に将軍職を継承しました。

義稙の治世は、戦国時代の混乱期にあたり、幕府の権威は低下していました。1493年、管領細川政元による明応の政変で将軍職を追われ、以後20年以上にわたり各地を転々としました。1511年、細川高国の支援を受けて京都に復帰し、再び将軍職に就任しましたが、1521年に細川晴元との対立で再度追放されました。

その後、義稙は各地を流浪し、1523年に阿波国で亡くなりました。義稙の生涯は、室町幕府の衰退と戦国時代の動乱を象徴しています。

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