ざっくり簡単解説!足利義教とは?
足利義教(あしかが よしのり)は、室町幕府の第6代将軍であり、1429年に将軍職に就任しました。彼は、足利義持の弟であり、出家して僧侶となっていましたが、義量の死後、将軍に迎えられました。義教は、将軍としての権威を強化し、室町幕府の支配体制を再構築するために積極的な政策を進めましたが、その独裁的な手法から「万人恐怖」と呼ばれたほどの強権的な支配を行いました。
義教は、地方の大名や有力者を次々と粛清し、中央集権的な体制を目指しました。特に、鎌倉公方足利持氏との対立が激化し、持氏を討伐した永享の乱(1439年)は、義教の強力な支配の象徴となりました。また、1432年には勘合貿易を再開し、明との貿易を活発化させました。
しかし、その強権的な統治は多くの反感を買い、1441年に嘉吉の乱で家臣の赤松満祐に暗殺されました。義教の死後、室町幕府は再び権力の混乱に陥りました。
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