ざっくり簡単解説!足利義持とは?

足利義持(あしかが よしもち)は、室町幕府の第4代将軍であり、父である足利義満の後を継ぎ、1394年から1423年まで将軍職を務めました。義持は、父の華やかな政治スタイルとは対照的に、保守的で実直な統治を行い、権力の集中や華美な生活を避けました。彼は、父が推進した勘合貿易を中止し、明との関係を断絶するなど、外交面では父の方針から一線を画しました。

義持の治世では、応永の乱や地方豪族の反乱が起こるなど、国内での安定には課題がありました。しかし、義持は強力なリーダーシップを発揮してこれらの混乱を抑え、幕府の安定を維持しました。また、義持は、朝廷との関係を重視し、天皇との協力を深めることで幕府の権威を高めました。

1423年、義持は突然将軍職を弟の足利義量に譲り、自らは出家します。彼の晩年は仏教に専念し、静かな余生を送りました。

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