ざっくり簡単解説!美濃長谷川藩とは?

美濃長谷川藩(みのはせがわはん)は、江戸時代初期に存在した藩で、主に美濃国など5か国にまたがる領地を持っていました。藩の成立は1617年で、初代藩主は長谷川守知です。守知は、関ヶ原の戦いでは西軍に与しており、豊臣秀吉に仕えていた武将の一人です。

藩の石高は1万石で、守知は知行地を持つ大名としての地位を確立しましたが、1632年に守知が死去すると、分知を伴う相続が行われ、藩としての体制は崩壊しました。その結果、長谷川氏は旗本に降格し、大名領ではなくなりました。藩の知行地は分散しており、特定の居所は明確ではありませんでしたが、主に美濃国摂津国備中国山城国などに広がっていました。

美濃長谷川藩の歴史は短いものでしたが、長谷川家の影響はその後も地域に残り、旗本として存続していました。藩の跡地は現在も文化的遺産として訪れることができ、地域の歴史を物語っています。

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