ざっくり簡単解説!篠山藩とは?

篠山藩(ささやまはん)は、江戸時代丹波国(現在の兵庫県篠山市)に位置した藩で、1608年に設立されました。初代藩主は松平康重で、彼は外様大名として約5万石を領有しました。康重は篠山城を築城し、藩政の基盤を固めましたが、元和5年(1619年)に転封され、以降は松平信吉が藩主となりました​。

藩の統治は松平家が続き、その後は青山氏が藩主となりました。青山家時代は文化の興隆が見られ、藩校「振徳堂」が設立されるなど、教育が重視されました。しかし、経済的な困難から一揆が相次ぎ、特に享保の大飢饉などが影響を及ぼしました​。

最終的に、篠山藩は1871年の廃藩置県により消滅し、篠山県となり、その後は兵庫県に編入されました。現在、篠山城跡は国指定の史跡として保存されており、藩の歴史を伝える重要な文化財となっています​。

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