ざっくり簡単解説!笠間藩とは?
笠間藩(かさまはん)は、江戸時代を通じて現在の茨城県笠間市に存在した藩で、最終的には牧野家が9代にわたり支配しました。1601年、徳川家康の譜代家臣である松平康重が3万石で初代藩主として入封し、以降も小笠原家、浅野家、井上家などが次々と藩主となり、幾度も交代がありました。1747年に牧野家が藩主となってからは支配が安定し、明治維新まで続きました。
牧野家の時代には、藩内で笠間焼と呼ばれる陶器の生産が奨励され、これが財政の柱となりました。また、藩校「時習館」を設立し、学問や剣術を奨励しました。幕末の戊辰戦争では、笠間藩は新政府側に加勢し、会津藩への攻撃にも参加しています。現在、笠間城跡や笠間焼の工房は、笠間市の歴史遺産として地元や観光客に親しまれています。
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