ざっくり簡単解説!称光天皇とは?
称光天皇(しょうこうてんのう)は、日本の第101代天皇であり、後小松天皇の息子として1412年に即位しました。在位期間は1412年から1428年までで、彼の治世は室町時代にあたります。称光天皇の治世は、父である後小松上皇の強い影響下で行われ、実質的には院政が続けられました。
称光天皇は病弱であり、政治的な主導権を発揮することは難しく、室町幕府の将軍であった足利義持やその後継者が実質的に政治を動かしていました。彼の治世は比較的安定していましたが、皇統の後継問題が深刻でした。称光天皇には子供がいなかったため、次の天皇を誰にするかが問題となりました。
1428年に称光天皇が崩御すると、皇位は後継者問題の中で遠縁にあたる後花園天皇が擁立され、皇統が続きました。称光天皇の治世は短命であり、また後継問題を残したため、室町時代の皇位継承における一つの重要な転機となっています。
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