ざっくり簡単解説!盛岡藩とは?
1590年-1871年(廃藩置県まで)
盛岡藩(もりおかはん)は、江戸時代に陸奥国北部(現在の岩手県中部)を中心に存在した外様藩で、藩庁は盛岡城に置かれました。藩主は南部氏が代々務め、初代藩主南部利直は1590年に豊臣秀吉から所領を安堵され、1592年に盛岡城の築城を開始しました。当初の表高は10万石でしたが、幕末には20万石に高直しされました。領内は広大で、現在の青森県東部から秋田県北東部にかけて及び、農業のほか、良馬の産出や南部鉄器の生産で知られました。幕末の戊辰戦争では、当初新政府側に立ちましたが、奥羽越列藩同盟に参加し、秋田戦争などで新政府軍と交戦しました。戦後、領地を没収されましたが、後に旧領の一部が返還されました。1871年の廃藩置県により盛岡藩は廃止され、その領地は盛岡県を経て岩手県に編入されました。
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