ざっくり簡単解説!皇極天皇とは?

皇極天皇(こうぎょくてんのう)は、日本の第35代天皇であり、『日本書紀』や『古事記』にその名が記されています。彼女は日本史上2人目の女性天皇であり、第34代天皇である舒明天皇の妃として知られています。舒明天皇の死後、皇極天皇が即位し、飛鳥時代の政治を引き継ぎました。

皇極天皇の治世で最も有名な出来事は、乙巳の変(いっしのへん)です。これは645年に、蘇我氏の勢力が大きく衰退した政変で、蘇我入鹿が暗殺され、蘇我氏の権力が終焉を迎えました。この事件を契機に、中大兄皇子(後の天智天皇)中臣鎌足が中心となって、大化の改新が進められ、日本の中央集権体制が強化されました。

皇極天皇はこの乙巳の変をきっかけに自ら退位し、その後、第36代天皇として孝徳天皇が即位しました。しかし、彼女は後に再び即位し、斉明天皇として第37代天皇にもなりました。

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