ざっくり簡単解説!田丸藩とは?
田丸藩(たまるはん)は、江戸時代に伊勢国度会郡に存在した藩で、居城は田丸城にありました。藩は関ヶ原の戦い後、伊勢岩出城主の稲葉道通が加増され、1600年に立藩しました。初めは4万5700石を領有し、田丸城に移り大規模な修築が行われました。
藩主の道通は、慶長12年(1607年)に死去し、子の稲葉紀通が家督を継ぎました。紀通は大坂の陣にも参加しましたが、1616年に摂津中島藩に転封されることになり、これにより田丸藩は廃藩となります。
その後、田丸領は紀州藩に組み込まれ、久野家が田丸城代を務めることになりました。久野家は紀州藩の家老として明治初期までその地位を保ち、田丸領は約6万石を管理していました。田丸藩の歴史は、短命ではありましたが、地域の経済や文化に影響を与えた重要な存在でした。
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