ざっくり簡単解説!潤井戸藩とは?

潤井戸藩(うるいどはん)は、江戸時代初期の1619年に上総国市原郡潤井戸村(現在の千葉県市原市潤井戸)で成立した藩で、徳川秀忠の側近であった永井尚政が1万5000石を与えられ、立藩されました。尚政はこの地に潤井戸陣屋を築き、藩の統治を開始しました。潤井戸は交通の要所であり、房総方面との接続も良好で、地域の発展に寄与しました。

1626年、尚政は父の遺領を継承し、下総国古河藩へ転封となったため、潤井戸藩は廃藩となりました。尚政はその後、さらに所領を増やし、幕府の老中に任命されるなどの活躍を見せましたが、潤井戸は永井氏の支配を離れることとなりました。現在、潤井戸陣屋の跡地には遺構が残っていませんが、地域の歴史の一端を今に伝えています。

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