ざっくり簡単解説!源頼家とは?

源頼家(みなもとの よりいえ)は、鎌倉幕府第2代将軍で、初代将軍・源頼朝北条政子の長男です。1182年に生まれ、幼名を万寿といいました。頼朝の死後、1199年に征夷大将軍として家督を継ぎ、鎌倉幕府を統率しました。

頼家は武芸に秀で、特に弓術に優れていましたが、政治面では未熟とされ、御家人たちとの関係が悪化しました。母方の親族である北条氏と、妻の実家である比企氏との間で権力闘争が激化し、内部の対立が深まります。1203年、頼家が病に倒れたことを機に、北条氏は比企氏を滅ぼし、頼家を伊豆の修禅寺に幽閉しました。翌年、頼家は修禅寺で暗殺され、享年23歳でした。

頼家の死後、弟の源実朝が第3代将軍に就任し、以降は北条氏が幕府の実権を握るようになりました。頼家の短い生涯は、鎌倉幕府初期の権力闘争とその激動を象徴しています。

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