ざっくり簡単解説!源氏とは?

源氏(げんじ)は、平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した日本の有力な武家一族で、天皇家から分かれた氏族です。源氏の祖は、清和天皇の子孫である清和源氏が最も有名で、平家と並び、武士社会で大きな影響力を持ちました。源氏は、中央の朝廷の力が弱まる中で、各地の武士団を率いて台頭しました。

源氏は、平家と対立する中で、1180年に源頼朝以仁王の令旨を受けて挙兵し、平家との戦いを開始しました。頼朝は関東地方を拠点に勢力を拡大し、最終的に1185年の壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼしました。この勝利により、頼朝は日本初の武家政権である鎌倉幕府を開き、初代将軍に就任しました。

源氏はその後、頼朝の子孫によって幕府を支配しましたが、鎌倉幕府内の権力争いで次第に衰退していきました。特に、源氏の血筋を引く頼朝の息子たちは早世し、幕府の実権は次第に北条氏に移っていきます。しかし、源氏は武士政権の礎を築いた一族として、日本の歴史に深く刻まれています。

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