ざっくり簡単解説!津山藩とは?
津山藩(つやまはん)は、江戸時代に存在した藩で、美作国(現在の岡山県津山市)を中心に領有していました。藩の設立は慶長8年(1603年)で、初代藩主は森忠政です。忠政は織田信長に仕えた武将で、津山城を築城し、城下町の整備を行いました。津山藩は当初、18万6500石の石高を持っていました。
森家は5代にわたって藩主を務めた後、藩は松平家に引き継がれます。松平家は1698年から1871年まで藩主を務め、藩の石高は10万石に変動しました。特に、藩主松平康長の時代には藩政が安定し、教育や文化の振興に力を入れました。
幕末期には尊王攘夷派と佐幕派の対立が藩内で激化し、特に農民一揆が頻発しました。最終的に津山藩は明治4年(1871年)の廃藩置県により消滅し、地域は岡山県に編入されました。津山藩の歴史は、地域の政治や文化に大きな影響を与え、今でも津山城や城下町は観光名所として親しまれています。
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