ざっくり簡単解説!武蔵松山藩とは?

武蔵松山藩(むさしまつやまはん)は、江戸時代初期、武蔵国横見郡(現在の埼玉県比企郡吉見町)に位置し、徳川家康の家臣である松平家広が1590年に1万石で入封したことで立藩されました。松平家広は松山城を居城とし、藩内の統治に尽力しましたが、1601年に若くして亡くなり、その弟の松平忠頼が家督を継ぎました。その後、忠頼は領地を加増され、遠江国浜松藩へ転封されたため、松山藩は一旦廃藩となりました。

武蔵松山城は、戦国時代から戦略的な要衝として利用されてきた歴史があり、関東の諸勢力が争う舞台にもなりました。2008年には、「比企城館跡群」の一部として国の史跡に指定され、現在も遺構が保存されています。松山藩とその城は地域の歴史的価値を伝える重要な遺産です。

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