ざっくり簡単解説!梁川藩とは?
梁川藩(やながわはん)は、江戸時代に福島県伊達市梁川町に位置していた藩で、1683年に尾張藩主・徳川光友の三男、松平義昌が3万石で入封し成立しました。義昌が藩主を務めた後、梁川藩は一時期、幕府の直轄地となり、18世紀には松前家が入封しました。しかし、松前家が蝦夷地(北海道)の管理に復帰することになり、1821年には再び廃藩されます。
梁川藩はその間、主に財政難に悩まされ、藩政は質素で倹約を重んじる方針がとられていました。藩の中心であった梁川城はもともと中世の伊達氏によって築かれ、伊達政宗の時代に重要な拠点となっていました。現在、梁川城跡は「伊達氏梁川遺跡群」として国の史跡に指定され、庭園跡などが復元されています。
- 最終更新日: