ざっくり簡単解説!桑折藩とは?
桑折藩(こおりはん)は、江戸時代中期に現在の福島県伊達郡桑折町に成立した藩で、陣屋は桑折陣屋に置かれました。藩主は奥平家の松平忠尚で、1688年に白河藩の新田分与を受けて2万石で開藩しました。桑折藩は当初、幕府への忠誠を示す譜代大名として定府大名の扱いを受けており、参勤交代を免除されていたため、代官が派遣されていました。
1747年、3代目藩主・松平忠恒の代に鉱山開発が進められましたが、半田銀山の発見に伴い、幕府の命により上野国篠塚に転封され、桑折藩は廃藩となり、その後は幕府の直轄領となりました。桑折陣屋の跡地は現在、福島県の歴史的遺構として保存されています。
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