ざっくり簡単解説!板鼻藩とは?
板鼻藩(いたはなはん)は、江戸時代初期に上野国碓氷郡(現在の群馬県安中市板鼻)に設立された藩です。初代藩主は里見忠重で、徳川家康の関東入封に伴い、1590年に1万石を与えられて藩が成立しました。しかし、忠重は1613年に改易され、板鼻藩は一時廃藩となりました。
1625年に、酒井家の家臣である酒井忠行が再び板鼻藩主に就任し、2万石を領有しましたが、1636年に忠行が父の遺領を継承して前橋藩へ移封されると、板鼻藩は再び廃止されました。その後、1749年には板鼻の領地は幕府の直轄領として編入され、中山道の宿場町として栄えました。
この地域の拠点としての役割は板鼻堰の開削によりさらに発展し、板鼻宿は交通と水上物流の要所として機能しました。
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