ざっくり簡単解説!松平直明とは?

松平直明(まつだいら なおあきら)は、江戸時代前期から中期にかけての大名で、越前国大野藩および播磨国明石藩の藩主を務めました。1656年に越前松平家の初代藩主・松平直良の三男として生まれ、1678年に父の跡を継ぎ、大野藩2代藩主となりました。1682年には大野藩から明石藩に移封され、ここで1万石を加増され、6万石の領地を持つことになります。直明は農業発展と経済基盤の強化に力を注ぎ、新田開発を推進し、藩内におけるタバコの栽培を奨励しました。

また、藩主として領内の文化振興にも努め、明石城内に長寿院を建立し、信仰を深めました。1701年には家督を長男・松平直常に譲り隠居しましたが、引き続き藩政に関わり、享保6年(1721年)に病没しました。享年66。晩年は仏教への信仰を深め、文化人としても名を残しました。明石藩の発展に尽力した彼の功績は、後の藩主にも受け継がれていきました。

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