ざっくり簡単解説!松平直政とは?
松平直政(まつだいら なおまさ)は、江戸時代初期の大名で、徳川家康の孫にあたる重要な人物です。1614年の大坂冬の陣にて、14歳の直政は真田幸村が守る真田丸で初陣を果たし、激戦を繰り広げました。その武勇を称えられ、真田幸村から軍扇を贈られるという逸話が残っています。この功績により、直政は徳川幕府の信頼を得て、初めは越前大野藩(5万石)、その後信濃松本藩(7万石)を治めることとなりました。
松本藩主時代には、松本城の増築や、城内に月見櫓や辰巳附櫓を建て、さらに新しい銭座で寛永通宝を鋳造するなど、多くの重要な公共事業を行いました。1638年には、幕府の命により出雲松江藩(18万6000石)に移封され、国持大名となりました。松江藩では、領地内のキリシタン弾圧にも尽力し、幕府の方針に従って厳格な統治を行ったとされています。
直政の治世は、内政面でも大きな成果を挙げており、領地の安定と発展に貢献しました。1666年に死去し、彼の築いた基盤は後の松江藩の繁栄に大きな影響を与えました。
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