ざっくり簡単解説!松平斉韶とは?
松平斉韶(まつだいらなりつぐ)は、江戸時代後期の播磨国明石藩第7代藩主です。1803年に松平直周の次男として誕生し、初名は直韶でしたが、11代将軍・徳川家斉から偏諱を受けて斉韶に改名しました。1816年に父の隠居に伴い家督を継ぎ、藩主となりました。斉韶は財政難を背景に藩政を運営し、文政期から天保期にかけて数々の課題に取り組みました。
斉韶は、従四位下や左兵衛督などの官位を授けられ、さらに従四位上・左近衛権少将に昇進しましたが、1840年に家督を養子の松平斉宣に譲り隠居しました。彼の治世は藩財政の再建を試みた一方で、晩年は健康問題を抱えつつ政治的な責任から距離を置きました。1868年、66歳でこの世を去りました。
斉韶の治世は、明石藩において幕末に至る動乱期を見据える上で重要な時期であり、彼の政治は次代に引き継がれる基盤を形成しました。
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