ざっくり簡単解説!松平庸直とは?
松平庸直(まつだいら やすなお)は、江戸時代前期の大名で、信濃国松本藩および播磨国明石藩の初代藩主です。戸田松平家の嫡流である父・松平康長の三男として上野国高崎城に生まれ、兄が早世したことで家督を継ぐ立場となりました。1632年、父の死去に伴い松本藩主となり、翌年には明石藩への転封が命じられます。
明石に入封した庸直は藩の基盤強化に取り組みますが、1634年、江戸からの上洛途上で急死し、享年18歳でその短い生涯を閉じました。嗣子がいなかったため、戸田松平家の家督は甥で養子の松平光重が継承し、光重も後に明石藩から美濃国加納藩へ移封されました。
庸直の治世は短かったものの、若き藩主としての役割を果たし、戸田松平家の基盤を支えました。彼の墓所は松本神社にあり、その家名と役割は江戸幕府の体制下で重きをなし続けました。
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