ざっくり簡単解説!松平容頌とは?
松平容頌(まつだいらかたのぶ)(1744年~1805年)は、江戸時代中期から後期にかけての会津藩第5代藩主です。彼は7歳で藩主となり、叔父の容章の助力を受けながら藩政を運営しました。容頌は財政難の会津藩を再建するため、質素倹約を柱とする藩政改革を実施し、家老の田中玄宰と協力して殖産興業や教育振興にも尽力しました。これにより、会津藩は蝋、漆、酒造といった特産品の生産を強化し、販売によって藩財政の安定を図りました。
また、1803年には藩校「日新館」を創設し、藩士や庶民の教育に力を入れ、学問と武芸を併せ持つ人材の育成を進めました。さらに、日新館童子訓という教科書を編纂し、次世代の教育に貢献しました。容頌の藩政改革は会津藩の基礎を強固にし、後の幕末期に会津藩が重要な役割を果たす土台となりました。
- 最終更新日: