ざっくり簡単解説!松崎藩とは?
松崎藩(まつざきはん)は、江戸時代前期に存在した藩で、久留米藩の支藩として設立されました。藩庁は筑後国御原郡松崎(現在の福岡県小郡市松崎)の松崎陣屋に置かれました。松崎藩の立藩は寛文8年(1668年)で、初代藩主は有馬豊祐(有馬豊範)です。
豊祐は、久留米藩第3代藩主有馬頼利の遺領から1万石を分与され、松崎に入封しました。彼は、陣屋の整備や地域開発に尽力し、松崎街道を開設して交通の要所としての役割を果たしました。この街道は、後に参勤交代路としても利用され、藩の経済的な発展に寄与しました。
しかし、松崎藩は短命で、貞享元年(1684年)に豊祐が改易され、藩は廃藩となりました。以降、松崎陣屋は破却され、代官所が設置されました。松崎藩の歴史は、久留米藩との関係において重要な位置を占め、地域の発展に影響を与えましたが、藩としての期間はわずか16年間でした。
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