ざっくり簡単解説!杵築藩とは?
杵築藩(きつきはん)は、江戸時代に存在した藩で、現在の大分県杵築市を中心とする地域を治めていました。藩は元々、文禄2年(1593年)に大友義統が豊臣秀吉の勘気に触れて除封された後、様々な大名により統治されました。関ヶ原の戦い後、細川忠興がこの地を所領とし、さらには小笠原家の支配を受けることになりました。
寛永9年(1632年)、小笠原忠知が4万石で杵築城に入城し、杵築藩が正式に成立しました。藩政では新田開発や植林事業が推進され、地域経済の基盤が整えられました。以後、松平家の能見松平家が藩主を務め、藩は約240年間にわたり続きました。
幕末には、藩主の松平親貴が新政府軍に従い、会津戦争にも参加しました。1871年の廃藩置県により杵築藩は消滅しましたが、その文化や歴史は現在でも地域に影響を与え続けています。杵築藩は、豊後地方の発展において重要な役割を果たしました。
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