ざっくり簡単解説!最上義俊とは?
最上義俊(もがみよしとし)(1606年~1632年)は、江戸時代初期の山形藩第3代藩主で、父・最上家親の急逝により、わずか12歳で57万石の家督を継ぎました。しかし、若年であったため藩内の統率力が不足し、藩内では家臣同士の主導権争いが激化しました。これが「最上騒動」と呼ばれる内紛につながり、重臣たちは義俊の統治に不安を抱くようになります。
1622年には、最上家の領地が没収される改易処分が下され、義俊はわずか1万石で近江国大森に転封されました。その後も最上家は交代寄合として存続を許されましたが、かつての名門・最上家の栄光は失われ、義俊はわずか27歳で亡くなりました。義俊の短い治世は、最上家が繁栄から没落への道を歩む転機であり、最上騒動を通じて藩の命運が大きく変わったことを象徴しています。
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