ざっくり簡単解説!明石藩とは?

明石藩(あかしはん)は、江戸時代に存在した藩で、播磨国明石郡(現在の兵庫県明石市)を拠点としました。藩は元和3年(1617年)に小笠原忠政によって設立され、最初の石高は10万石でした​。明石藩はその後、数度の国替えを経て、明石松平家が1871年まで藩主を務めました。

藩主たちは頻繁に交代し、経済政策や行政改革に取り組みましたが、特に松平直純の時代には財政が厳しくなり、藩札の発行や借金を通じて財政健全化を試みました​。幕末には、外国船の接近に備え、海岸に砲台を設置するなどの防衛策も講じられました​。

最終的に明石藩は、戊辰戦争では幕府側に立って参加したものの、明治時代に入ると廃藩置県の影響を受けて消滅しました​。明石藩の歴史は、西国の防衛において重要な役割を果たしたことを示しています。

江戸時代の関連記事