ざっくり簡単解説!敏達天皇とは?
敏達天皇(びたつてんのう)は、日本の第30代天皇であり、『日本書紀』や『古事記』にその名が記されています。敏達天皇は、第29代天皇である欽明天皇の子として即位しました。彼の治世は、6世紀後半にあたり、仏教を巡る国内の対立が続く時期でした。
敏達天皇は、仏教に対して慎重な姿勢をとり、父の欽明天皇の時代から続く物部氏と蘇我氏の対立が、彼の治世においても引き続き重要な課題となりました。特に物部氏は仏教の導入に強く反対しており、敏達天皇はこの対立を解決することができませんでした。
敏達天皇の治世は比較的平和でしたが、国内の宗教的・政治的な緊張が高まる中で、後の天皇たちに大きな課題を残しました。彼の死後、皇位は用明天皇が継承しました。
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