ざっくり簡単解説!承久の乱とは?

1221年(今から804年前)

承久の乱(じょうきゅうのらん)は、鎌倉時代初期1221年(承久3年)に発生した戦いで、後鳥羽上皇鎌倉幕府執権・北条義時に対して倒幕を図ったことに端を発します。後鳥羽上皇は幕府の専制に対し不満を抱き、全国の武士たちに挙兵を呼びかけました。しかし、幕府はこれに対抗し、北条泰時を総大将とする大軍を派遣し、京都での決戦において勝利しました。この結果、後鳥羽上皇隠岐に流され、順徳上皇土御門上皇もそれぞれ配流されることとなり、朝廷の権威は大きく後退しました。承久の乱により、鎌倉幕府の権力が一層強化され、武家政権が日本の政治の中心となるきっかけとなりました。また、幕府は京都に六波羅探題を設置し、西国の支配を強化しました。承久の乱は、武士による政権が本格的に確立された象徴的な出来事であり、日本の政治史に大きな影響を与えました。

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